ラーメンを作るオモチャは子供を満足させられるのか

お父さん、お母さんと一緒に本格的なラーメンを作る。

そんな機会は普通はありません。

一般家庭では、ラーメンを作るといえば、インスタントラーメンか、生ラーメン、カップラーメンといったところでしょう。

家がラーメン屋でも営んでいない限りは、ラーメンの麺を手打ちするなんて発想はなかなか出てきません。

もし、親子で、粉をこねるところからスタートして、麺を作り、スープも自家製のラーメンを作って食べたら、

味はどうあれ、楽しいし、子供にとって大切な思い出になるに違いありません。

今回は、ラーメンを作る知育玩具について調べてみました。

ラーメンがテーマの知育玩具にはどんなものがある?

「ラーメンを作る」をテーマにした知育玩具は、いくつかありますが、

大別すると、

  • ラーメンを作る真似をする「おままごと」遊び用の玩具
  • 実際に生地を伸ばして、麺を打ち、食べられるラーメンを作れる玩具

とに分かれます。

あなたが、お子様に買い与えるならばどちらにしますか?

食べられない、ラーメン作りごっこ用の知育玩具

ラーメン作りの真似をして遊ぶ知育玩具。

ここで紹介するのは、

『かえちゃOh! まほうのラーメン』

「氷水に浸すと色が変わる」という特性の樹脂で作られた、麺やチャーシュウなどの材料で、

氷水を沸騰した水と見立てて、

擬似的な

  • 「茹でる」
  • 「煮る」
  • 「湯切り」
  • 「注ぐ」
  • 「盛り付ける」

などを、幼児が擬似体験できる玩具です。

麺の湯切りを真似る意義は?

ままごとをするくらいの年齢の子供が、本当の料理人が麺を湯切りするシーンを目にする機会は、なかなかないと思います。

でも、この玩具には、湯切りの真似を、ちゃんとできるようになっているところが、

まさしく『知育』です。

麺を湯切りしているシーンを、幼児が実際に見たことがあるかないかで、このオモチャの意義が随分と違ってくるのではないでしょうか?

ラーメン職人さんが、チャッチャッっと湯切りをしてスープの入ったどんぶりに、麺を落とすシーンを、最初に記憶していなければ、何のための所作なのか、分からない。

「ごっこ」にさえならない可能性があります。

だから親子で、ラーメンを作る過程が見られる厨房が見えるラーメン屋に、一度は行く必要があるでしょう。

これで子供は何回遊ぶ?

私のような昭和の人間は、おままごとと言ったら、「泥だんご」とか、「石」「雑草」なんかで、やっていた記憶ですが、

時代は進んだものですね。

問題は、この玩具を幼児に買ってあげたとして、

いったい、何回ぐらい遊んでくれるのだろう?

ということですね。

もしかしたら、

1日で飽きてしまいそうな気もします。

子供が楽しそうに遊んでくれたら、

1回で充分なのかも知れません。

知育玩具で、食べられるラーメンを作る

一歩進んで、「おままごと」ではなく、実際にラーメンの麺を生地から伸ばして作れる知育玩具があります。

知育玩具というには本格的過ぎるかも知れません。

『おうちでラーメン屋~極麺(きわめん)づくり』

という商品です。

クッキングトイというには、けっこう高性能です。

  • 作った麺生地を、ローラーで伸ばす。
    カッターの種類を変えて、太麺、細麺、を選べ、6種類の麺が作れる。
  • 餃子の皮も作れる。
  • ワンタンも作れる。
  • ラーメンスープのレシピも付いている。

幼児の場合、親がついて一緒に作らないと使えないでしょう。

でもそれがきっと楽しいはずです。

小学生低学年くらいになれば、子供だけでラーメン作りを楽しめるでしょう。

そして、また私は考えてしまうのです。

「これ、何回ぐらい使うのだろう」と。

  • 買ってすぐ1回親とラーメンを作る
  • じいちゃんばあちゃんが家に来た時、ラーメンを作ってみせる。
  • 使い慣れてきたら、
    クラスのお友達が遊びにきた時にラーメンを一緒に作って遊ぶ。
  • そして飽きる。
  • そして押し入れへ仕舞い込まれる?

という創造をしてしまうのですが、

『知育』としては、もう3回作れば充分と言えるでしょう。

じいちゃん、ばあちゃんにラーメンを作るシチュエーション

久しぶりに、じいちゃんばあちゃんが遊びに来た。

前に遊びに来た時に太郎君は、じいちゃんばあちゃんに、自慢の『ラーメン職人』でラーメンを作ってあげた。

じいちゃん:「太郎、またラーメン作ってくれや」

太郎:「・・・」

ばあちゃん:「あたしも太郎ちゃんの作ったラーメン食べたいねぇ」

おとうさん:「太郎、作ってやれや、じいちゃんとばあちゃんに」

太郎「・・・じいちゃん将棋教えて」

じいちゃん「あ、、あぁ、おぅ」

そしていつしかラーメン製麺トイは押入れの肥やしに・・・。

ちょっと奮発すれば本格的な製麺機が買えてしまう

『おうちでラーメン屋~極麺(きわめん)づくり』が、教育玩具にしては、ずいぶんと高性能だということが分かりました。

では、

オモチャではなくて、大人が使う本格的な「製麺機」って、

どの程度の性能なんだろう?

価格は高いのか?

ちょこっと検索してみました。

すると、

なんだか、

『おうちでラーメン屋~極麺(きわめん)づくり』の価格に

数千円プラスすれば、

金属製の「ちゃんとした」が何種類もあるじゃないですか?!

子供にプレゼントするからといって子供向けである必要はない

子供は、子供扱いされるのが嫌い。

と、言います。

ゲームなんかは、子供のほうが飲み込みが早く上手です。

どうせ買うなら、「子供向け」ではなく、「本物」でいいような気がしますが、

最終的には、お子さんではなく、親が使う道具にもなります。

あなたはどう思われますか?

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