恥ずかしながら、朝の通勤途中に駅で倒れ、救急車で病院に運ばれてしまいました。
その時の一連の流れや料金などをここに書き残しておきたいと思います。
もし、同じような状況にいる方の参考になれば幸いと思います。
駅で倒れて意識を失う
2日ほど前から風邪気味で、前日の夜から寒気がしてしょうがなかったので、その夜と当日の朝に、いつもより熱めの風呂に長めに入りました。
これがいけなかったようです。
調子悪いなぁと思いながら乗り換えの駅でまで電車に揺られました。(渋谷駅)
その日は運良く電車で座れたのですが、なかなか渋谷につかない。(体感です。)
すいません。ローカルな話題でした。
意識がなければ救急車が呼ばれます。
乗り換えの渋谷に着く少し前から体調が悪化して冷や汗が出てきました。
これはキッツいなぁと思いながら電車に揺られていると、電車のドアの上の表示にやっと「渋谷」の文字が。
「やっと着いた」と思い席を立った…。
そこから先の記憶がありません。
そのあと何分時間が過ぎていたか憶えていないのですが、
暗闇の中で、自分の顔の周りで2、3人のひとの声が聞こえてきたと同時に、朦朧とですが、意識が戻りました。
「頭切れてるから…。」とか、
「救急車来るから…。とか、
うっすらと記憶に残っているセリフです。
そこで、自分が駅のホームで仰向けに寝ていることに気がつきました。
自分の顔の周りでしていた声は、駅員さんだったのか、警備員さんだったのか、すでに救急隊員だったのか、朦朧としていて憶えてはいません。
担架に乗る時に、腰をずらした記憶は残っています。
電車から降りた記憶がないのですが、
ホーム上で膝から落ちて後ろ向きに倒れたらしいのです。
頭頂部から右側をホームにぶつけ、5センチの傷が開きました。
倒れて頭をぶつけた時の痛みの記憶が全くないので、完全に意識がなかったようです。
もし、直ぐに気がついて、立ち上がれる状態だったら、救急車は呼ばれなかったかもしれません。
私の場合、数分の間ホームで仰向けになっていて意識もなく、頭から血が流れていたので、否応なく救急車が呼ばれました。
救急車内での流れ
救急車の中では朦朧としてはいましたが、意識が戻っていました。
これは、意識がしっかりしていて喋れるかどうかを確認する作業でもあるようです。
私は一人暮らしであることを確認すると、会社に連絡できるか尋ねられました。
寝たままポケットからスマホを取り出して、会社の番号を押すと、いきなり隊員さんにスマホを取り上げられ、勝手に話だし、状況を会社の人間に説明されました。
家族と暮らして入れば、たぶん家族のほうに連絡がいく流れでしょう。
頭の傷をどこかで縫われる
朦朧としていて、駅のホームから病院の救急治療室まで途中のどこで措置されたのか、目を閉じていたこともあり憶えていないのですが、開いた頭の傷を縫われました。
パチン、パチンと何回か音がして、ホチキスのようなもので縫われたことは、憶えています。
初めてのCTスキャンを体験
そして、朦朧とした中、CTスキャンに通されます。
「頭を動かさないで」と誰かの声が…。
その後も記憶がないのですが、気がつくと救急医療医療室のベッドで点滴を受けていました。
記憶はないのですが、誰かが私を抱き抱えるわけはないので、自分でベッドに移ったのでしょう。
眠っている間に心電図と血液検査もされていました。
救急患者ということで、ささっと必要な検査はされます。
点滴が全てなくなった頃にはほぼ普通の体調に戻り、先生の説明を受けました。
結果は、
「血液も、心音も綺麗だし、CTも異常ありません。脱水症状ですね。」
ということでした。
やはり、風邪+前の晩と当日朝の熱い風呂がいけなかったようです。
頭の抜糸は近所の病院でも可
頭の傷を5cmほどホチキスのようなもので縫ったのですが、抜糸は9日後ということになったのですが、先生には、
「お家の近くの病院にしますか?」と尋ねられました。
近所?かかりつけの脳外科なんかあるわけないじゃないですか!
「こちらでお願いします。」と即答。
一通り終わり、ロビーに行くと会社の上司が来ていて、インフルエンザの検査を一般診療で強制的に受けさせられました。
結果は、インフルエンザB型でした。
労災保険は適応になりました
会社の上司には、労災保険は降りにくいパターンだと脅されましたが、結局労災保険の適応となりました。
費用は以下の通り
- 初診 376点
- 検査料 760点
(血液検査、心電図その他) - 画像診断 1,750点
(コンピューター断層診断、CT撮影その他) - 注射料 15点
- 手術料 (創傷処理)1,680点
- 抜糸 73点
計 4,654点
1点=10円ですから、
実際にかかった料金は46,540円ということになります。
今回は、労災が下りたので0円で済みましたが、社会保険か国民健康保険で3割負担ということになれば、
46,540円×0.3=13,962円
を自己負担することになっていました。
仮に健康保険に入っていなかったとなれば全額負担です。
頭を縫っただけでは生命保険は下りない
頭を5センチも縫ったんだし領収書の「手術」の欄に点数もついているんだから、個人で入っている生命保険の医療保険も下りるんじゃないかと思い、担当営業さんに電話してみました。
営業担当のおばさんの煮え切らない返答にイラっとする私。
診療明細には、「創傷処理」となっていました。
「創傷処理」では保険料は下りないそうです。
ちょっと腹立たしくなったのですが、ヤフー知恵袋ほかで調べた結果、
縫っただけでは保険料が下りないのが当たり前らしいことが分かりました。
保険のおばちゃんの嫌そうな返答の意味がその時分かりました。
正直、この生命保険やめたる!って思いました。(やめませんが)
救急車の料金は領収証書に載っていない
領収書を見ても、救急車での搬送に関する料金の請求は載っていません。
診療明細書にも救急車に関する記述はありません。
ということは、
救急車の請求料金はなかったということです。
救急車の費用は無料だったようです。
まとめ
- 駅で倒れて、意識が戻らなければ救急車を呼ばれる。
- 搬送中に意識があれば身元を確かめられ、身内か会社に連絡される。
- 病院に搬送され、血液検査、心電図、CT検査をされる。
- 点滴1本打たれ、検査に以上がなければ、そのまま返される。
- 抜糸は家の近所の病院でも可
- 通勤途中の出来事なら労災が下りる。
- 「創傷処理」(縫っただけ)では生命保険の保険料は下りない。
- 救急車の料金は請求されない。