バブル時代なソフトスーツ風の礼服でお通夜に行くのはありなのか？

親戚に不幸があって、十数年ぶりに礼服（喪服）を出した時、スーツのシルエットが時代に合ってないんじゃないかな？

と感じたことはありませんか？

礼服（喪服）と言えども、その時代の流行を取り入れて、多少、デザインが変わっていくようです。

それを気にするか、気にしないかは本人次第です。

私の経験では、それほど気にしなくてもいいと感じましたが。

バブル時代に買った礼服（喪服）のシルエットには要注意

バブル時代の代表的なスーツの形といえば、当時のアルマーニに代表されるような、肩にパットが入っているボックスタイプのシルエット、俗に言うソフトスーツ。

私も着ていましたよ。当時は、アルマーニでなくても、ソフトスーツでした。

サカゼンさんでもAOKIさんでも青山さんでもコナカさんでも、似たようなソフトスーツが吊るしてありました。

私のはサカゼンさんのでした。

ちょうどその頃、礼服も購入したのでした。まだ社会人になって2、3年目の頃です。

その後、十数年が過ぎ、礼服、喪服を新調することもありませんでした。

その後、親戚の葬式があったのです。

バブル時代に購入した礼服はソフトスーツっぽいシルエット

隣街の遠い親戚が亡くなりました。

叔母の母上なので、生前お会いした事もないのですが、一族の中でで関東に住んでいるのが私くらいなので、顔を出さないわけにはいかなくなってしまいました。

日程上可能な、お通夜に出席することになったのですが、ここで小さな問題が…。

自分の礼服（喪服）は25年程前に購入した物。シルエットがなんともバブル時代のようなソフトスーツ型なのです。

若い方はイメージ出来ないかもしれませんね。

肩幅が広く肩部分にパッドが入っていて、「サンクス！サンクス！モーニカー！」（by吉川晃司）て歌いだしそうな肩幅なのです。（なぜここで吉川晃司なのか…、分かるのは40代後半の方だけかも）

このネタについて、誰も知らないと思うので解説

現在は銀髪の仮面ライダーである吉川晃司さんですが、彼は伝説のロックシンガーなのです。
布袋寅泰との伝説ユニット『COMPLEX』もありましたが、デビュー当時は、歌謡界とロック界を行ったり来たり、テレビにも出まくるロックシンガーの先駆者だったのです。
彼もバブル時代の真っ只中にいました。
歌い踊る時のスーツは肩の部分が四角いボックスのシルエットの派手な色のダブルのスーツでした。
吉川晃司は、高校時代は未来を嘱望された水球の選手だったらしく、肩幅がもの凄くいかつかったのです。
そんでもって、歌う時の振り付けも片方の肩を斜め上に突き出して歌っていました。
その歌い方を、ものまね四天王のひとり、コロッケさんが、肩の内側にカップうどんの「どんべい」だったか「赤いきつね」を入れて、面白おかしくものまねで披露していたのです。

背中側の腰の部分は切り込みの無い「ノーベント」

これ着てお通夜に現れたら、四半世紀前からタイムスリップしてきた人みたいになりはしないだろうか。（まるで1人ホイチョイプロかっ！）

現在、街中でノーベントのスーツを着た人を、まったく見かけません。

と言っても、

もう時間がありませんし、正直、新調する余裕もありません。