誰しも人生の中で後悔している事がひとつくらいはあるでしょう。
私は今でもたまに、酷いニキビで後悔しています。
なぜ、もっと早く皮膚科へ行かなかったのかと。
夏みかんのような頬の凸凹がなかったら、また違った人生だったような気がしています。
酷いニキビの痕で後悔する前に病院へ行くことを私はお推めします。
ニキビは青春の印のようなものでもありますが、余りにも酷い状態のニキビに心が打ち砕かれそうな人もいらっしゃると思います。
私は20歳から23歳位の間に集中的にでました。
まさに、ボッコボコに…。
20歳の時に上京し、一人暮らしを始めたのですが、幾つかの条件が重なったのがニキビが増えた原因だと思います。
同じような悩みをお持ちの方がいたなら、私のように将来、後悔しないように参考にしてもらえたら嬉しい限りです。
言いたいことはひとつ。
ニキビができたら皮膚科へ行ってください。
ニキビが酷くなる前に行くことをお勧めします。
つるつるの肌に、一生消えない凹みを作ってしまうことになります。
飲む水が変わって体質に変化が…
東京都の水は優良らしいのですが、昭和の終わりのころ、ボロアパートの水道管を通って2階に上がってくる水は妙な味がしました。とても飲めたものではありませんでした。
昭和60年頃、まだ、飲料水を買うという文化は根付いていなかったと思います。
飲む水の量が減り、清涼飲料水を飲む量が増えて、血液が汚れていたのも、ひどいニキビが増えた一因だったと思います。
揚げ物を食べることが多くなって、ニキビがさらに酷くなった
正直、男の自炊といっても、炊事場共同で、四畳半一間の部屋にあるガスコンロひとつでは、まともな料理は作れません。
結局、コンビニ弁当やほか弁屋のカツ丼弁当や揚げ物などの脂っこい食べ物ばかりをたべ、親が箱入り100%ジュースを送ってくると、止める者がいないので1日で何本も飲んでいました。後悔先に立たず。
この100%ジュースを何本も飲むと、瞬く間に、酷いニキビがでるのでした。果汁が濃縮されていて、糖分が相当入っていますよ、あれは。
食事の偏りも、将来的に成人病の原因になります。
でも美味いんですよね。
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仕事のストレス。
まあこれは皆さんも同じだと思うので言い訳にはなりませんね。全然うまくいかない仕事。
風呂なしアパートで、銭湯へは1日おきにしか行けませんでした。
上京して、部屋に電話機なし、もちろんケータイなんてない時代。
ストレスは結構ありました。
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遺伝。
父もよく鼻の頭に面疔をつくっていました。しかし今の私ほどのひどいニキビ痕はありませんでした。
体質ってやはり関係してきます。
私は、甘いものを多く摂取しても、皮下脂肪として蓄えられない痩せ型です。
太ることができず、血液が汚れるのと、皮脂として毛穴を詰まらせてしまう体質だったのです。
困ったものです。
中年になった今は減りましたが、若い頃は、鏡を見ながら、小鼻の脇の毛穴から脂肪角栓物質を押し出すのが、楽しいやら悲しいやら。
自己流であの手この手を尽くしてみる
潰さずに芯を出す、例のクスリも試してみましたが、ニキビのでるサイクルが短かく、皮膚下の奥にできるので、表面にでてきた頃には紫色になって破れてしまう悪循環。
ほんとににやってはいけないのですが、膨らんだひどいニキビを縫い針を消毒して軽く刺して、指で芯をブチっとやったりもしました。
ほんとにこれは、やらなきゃよかったと後悔。
仕事場では「男の子なんだからニキビなんか気にしない」とパートのおばさん、おねえさんにからかわれながらも、自分でもそのうち治って、皮膚の再生能力で顔の表面は元に戻ると思っていました。
しかし、いつまでたってもこの調子が続きました。
ニキビも病気なのだ
ある日の仕事の帰り、何気なく地下鉄の駅のホームの皮膚科の看板が目に止まりました。そこにはニキビ治療のことが書いてありました。
ニキビで病院に行く!
そういうイメージがまったくなかったのですが、何かに導かれるようにその後初めて皮膚科を受診しました。
先生は私を見るなり
「あ、ニキビね。」
あちゃー。自分で思っているよりひどいんだなぁ、俺のニキビ面。
- 治療は特殊な器具でニキビをブチブチ潰されたあと消毒される。
- 紫外線か赤外線か分かりませんが、光を何分か当てられる。
- 抗生物質を処方される
頂いた飲み薬はかなり後で調べたところ黄色ブドウ球菌に対する抗生物質。(薬の名前はミノマイシン。現在使われているのかは分かりません。)
「続けていれば、若いから元に戻ってくるから」と先生は言いました。
この飲み薬が効いたようで、ニキビがピタッと止まりました。薬を飲まないとまたニキビが再発しました。
腸の善玉菌も減ってしまったのか、十数年後、私はたくさんの大腸ポリープを取りました。もしかしたら、抗生物質を長期間服用しすぎたせいかもしれません。
今度、皮膚科に行ったら、聞いてみようかと思っています。
引っ越しで皮膚科を別の病院にする
その後引越したこともあって、その皮膚科には行きづらくなってしまい、引っ越し先の近所の皮膚科に行くことにしました。
前にに飲んでいた飲み薬の話をすると、長く飲み続けるのは良くないとのことで、ローションの中に黄色い硫黄のような粉の入った液体の塗り薬をお頂いた。こちらも効き目があった。
やっと、ひどいニキビがおさまったのが27〜28歳の頃。もうニキビではなくて吹き出物の歳ですね。
それから幾つもの歳月が流れ、皮膚科の先生の言葉も虚しく、今も頬にはニキビ痕がずいぶん目立ちます。
シワも増えました。
もうニキビ痕なんてどうでもいい歳になりましたが、たまに「あと3年早く皮膚科に行っていればよかったな〜、」なんて後悔しながら鏡を見て思うのです。
現在はもっと進歩したニキビの治療法が確立されているかもしれませんね。
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