近所の川で見かける野生の亀は暖かい日は一日中テトラポットの上で甲羅干しをしています。
甲羅干しは、紫外線を浴びて、強い甲羅を作るのに亀にとっては欠かせないのですが、屋内飼育で、紫外線ライトも無いとなると、亀に日光を直接当てるのはなかなか手間がかかります。
この記事は、私が小亀を飼い始めた頃に、
小亀に、どうにかして紫外線を浴びせようか、苦労した記録です。
クサガメ、イシガメ、ミドリガメなどの水棲亀には紫外線の日光浴が必要です。
ウチの亀もやっと、環境に慣れたのか、最近やっと、亀の浮島に一定時間上がって甲羅干しをしてくれるようになりました。
前までは、浮島の上にエサを置いて誘いをかけても、よっこいしょと登ってきて、エサをくわえると瞬く間に水中へ戻っていました。
浮島の上の温度が30℃になるようにレフ球の距離を調節していたのですが、どうせ上がって来ないんだからと、思い切ってレフ球をもっと浮島に近づけてみました。
35℃を超えています。大丈夫か、これ?
するとどうでしょう、気がつくと浮島に上がっているではないですか!
それも、気持ちのいい位置取りを自分で微妙に動いて調節しています。
背中焼けちゃうんじゃないのか?
チョット心配です。
紫外線UVBをどうやって浴びて頂くか?
甲羅干しをしてくれるようになったウチの亀ですが、なんせレフ球だけしかないもので、紫外線(特に体内でビタミンD3を作るのに必要な紫外線UVB)を浴びさせてあげられません。
紫外線ライトを買うという発想には、最初はならない
普通は、
太陽光を浴びせられないから、紫外線ライトを使う。
のでしょうけど逆に、
紫外線ライトを用意できないから、お日様に亀を当てる。
という飼い主さんも多いと思います。
特に飼い始めや、お子様がゼニガメを買ってきた、なんて状態の時は、紫外線ライトを購入しようという発想までいかないと思います。
そこで考えたのが、
という作戦です。
毎朝家を出る前に、水替えをするのですが、その間の10分程度、朝日に当てているのですが、これがなかなか…。
朝方の太陽光だと入射角のあるので、このような深い容器だと紫外線が透過せず、UVBが直接あたりません。
反射してある程度当たってはいるらしいのですが、なにせ時間が短いので…。
百均で購入した何種類かの容器でカメを日光浴させてみた
朝の太陽光の入射角でも紫外線が当てられるように、最初に考えたのは100円ショップで買った、この容器。
浅めの容器。色も白なので紫外線が反射しやすいと思って…。
最初の数日はよかったのですが、ある時ふと目をそらしてる間に、
「いない!」
脱走されました!
何百回に一回爪が容器のへりに上手くかかるとよじ登って逃げられてしまいます。
これではダメだと、次も100円ショップで買ったこれ
前よりほんの少し深い。それにメッシュ状なので亀が光があたりやすい。
しかし、
また軽々と脱走。
亀がこの2カ月でだいぶ成長しているのに気づきました。
それで、またまた100均のこの容器。
これに亀を移して斜めに差し込む朝日を当てます。
メッシュに前足、後ろ足をかけて脱走に挑戦してはひっくり返っています。
なんだか虐待みたいですが、我慢してくれ。
これから暑い季節が近ずいてきたので、紫外線の浴びせ方も注意が必要です。
この容器でもそのうち脱走されそうです。
結局、飼育ケースごとベランダで日光浴
結局、最近は、飼育ケースの水を抜いた後、飼育ケースごとベランダに持って行って太陽光をカメに当てています。
それも週一回。私の休日の日だけです。
冬は紫外線なしです。
レフライトによるバスキングだけでカメは元気にしています。
多少、甲羅がデコボコしているように見えなくはないですが…。
回想
この記事を書いた頃、紫外線を亀に当ててあげることを頑張っていましたが、
そこから、亀が大きく育ってからは、紫外線を当てるということをしなくなってしまいました。
紫外線を意識して浴びせなくても亀は元気です。
私感ですが、
紫外線を当てなくても、
亀の100年の寿命が、80年に縮んだくらいの感じ
なのでは?
と思います。
でも、こんなことでは愛亀家としては失格かもしれません。
カメよ、ゴメン。
100均には亀飼育に使える材料が多い。
私は、亀に紫外線を浴びせるために、亀を入れて、なおかつ太陽光を受けやすいような容器を100均で調達しましたが、
他の亀の飼い主さん達は、甲羅干し用の、浮島や丘を作るために100均で材料を買っているようです。
- 人工芝
- タッパー
などです。
私も作ってみましたが、浮島は亀が大きくなると使えなくなり、やめました。
そうです、亀のエサも100均で売ってます。
100均には、水替えポンプの代用品、手動灯油ポンプも売っています。
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