子亀を冬眠させるのは、かなり難しいことです。
人間の生活環境のなかで冬眠させるには子供のカメにとっても、飼っている人間にとっても不安が残ります。
冬眠させることは、カメがある程度成長してからすることにして、カメが子供のうちはヒーターとバスキングライトを使って冬眠させずに飼育するのが無難だと思います。
↓のお話は、私が小学生時代ぶりに子ガメを購入した時に、一緒にヒーターを購入した時の様子です。
カメの子供と一緒にヒーターを購入しました。
カメを飼う(買う)前に、普通は少しは飼い方について勉強するものですが、私は何も考えずにお店でカメを受け取ろうとしていました。
あなたが今から子ガメを買おうと思っているなら、飼い方をお勉強してからにするべきです。
お祭りの縁日で、気まぐれで貰われていったゼニガメは、その後、不幸な末路を辿ります。
そうならないために。
熱帯魚店の面接試験にパスして、やっとカメを入手。ついでにヒーターも
店長さんがお店の裏に行って子ガメを持ってきていただきました。
カメ飼育への試験に合格したようです。
前回までのあらすじ
クサガメの子供を購入するために熱帯魚店を探して歩いた結果
3月下旬という事で、まだヒーターが必要だと店長さんからアドバイスをいただきました。
お店にはカメ専用ヒーターは置いてなかったのですが、店長さん曰く、パッケージが違うだけで中身は同じモノという事でした。
それは熱帯魚用のヒーターでした。
もうここでヒーターを買わないという拒否権はなく、一度、値段を聞いた後で、財布の中身で足りる事を確認してから、ヒーターもカメのエサと一緒に買わせて頂きました。
ヒーターを買った事は結果的に正解でした。
最初は3月も終わりなのだから、ヒーターは要らないと思っていたのですが、この時期でもやっぱり夜は寒い。
ヒーター無しでは、子ガメにはちょっと厳しかったかもしれません。
小学生のころ何度かカメを飼育しましたが、気がつくとカメのいない生活に戻っていたのは、このヒーターという発想がなかったからなのだと今さらながら思った次第です。
飼い始めてから1週間の間、カメはいつもヒーターの上に乗っていました。
ヒーター本体の一部が水面よりも上に出てしまうと、まさに《オーバーヒート》して故障の原因になり、カメを死なせてしまいかねないので、水槽(CDケース)の水位を予定より深めの8センチ程度にしました。
カメは息継ぎが楽に出来るようにヒーターの上に乗っていたのかもしれません。
しかし不思議なのですが、このカメさん、自分から隙間状の所に挟まりに行くんですよね。
楽なんでしょうか?
狭い所に挟まりながら、表情?は余裕ぶっこいてます。
留守中に挟まって動けなくなって死なせてしまいそうで、最初はハラハラしてました。
まだまだ要注意です。
追記)2019年3月下旬、この時買った子亀は、亀長が15cmを超えるほどになり、「でかいな〜」と思うくらいです。
この程度の大きさにまでなると、3月下旬ならヒーターを外しても全然大丈夫です。
デカイだけに、基礎体力がついているようです。
レフライトを点けると、甲羅干しもします。
室内で飼育するなら冬眠させないほうがよさそうです。
カメを庭で飼っている方もいらっしゃいます。
クサガメ、ミドリガメなら、ある程度の大きさになれば、ちょっとやそっとじゃ死にません。
そうなれば、冬眠させることに挑戦するのはカメ飼育家としてよい経験になると思います。
そう言っても、庭がなく、マンションのベランダなどで冬眠させるとなると不安も残りますよね。
室内でカメを飼育するなら、ヒーターとバスキングライトで冬も普通に過ごすのがいいのではないでしょうか。
亀を冬にヒーターなしで飼う条件
それでも、ヒーターを使わないで冬に亀を飼おうとするなら、
常に春以上の気温、春以上の水温をキープできる状態に出来ること。
- 昼も夜も春以上の気温
- 昼も夜も春以上の水温
- プラス光線があれば良し
就寝時や、家を留守にする時に、部屋の中が「冬」になってしまうようでは、ヒーターなしの冬越しは危険です。
ウチの亀の場合、バスキングライト(レフライトで代用)をつけたとたん、それまで全く食べなかったエサを、
陸に、さささっと上がってきてパクッと食べた。
という経験があるので、亀がエサを食べなかった場合、光線は必要だと思います。
あなたの亀ライフに幸福がありますように。
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