あなたは、自分のスイングのムービーを見た時、ショックを受けませんでしたか?
私は初めて自分のスイングを動画撮影してもらい、見た時、少なからずショックを受けました。
上手な先輩のアドバイスより、ムービーから得られる情報が上
自分のスイングを動画で撮って見た事はありますか?
ほんと、ガッカリしましたよ。自分のスイングの動画を見た時。
自分がイメージしていたスイングと、だいぶ違っていたからです。
大勢のプロのスイングに習って、トップで左肩が右内腿の上に来る様に上半身を捻っていたのですが、クラブが肩の上で水平より垂れて、軽く横峯さくらちゃん状態になっていました。(オーバースイングの意)
自分としてはトム・ワトソンのつもりだったのに(爆)
そして、切り返しで、いきなり正面を向こうとする両肩。アウトサイドに行くまいとするクラブヘッド!
しかし逆らえず、ボールの打ち出しはやや左に飛び出すフェードに(良く言い過ぎ、ただのコスリです)
綺麗なスイングですねと言われていたのにこれかい!みんなお世辞だったのかい⁉︎
そんな私の話はどうでもいいんです。要は、我々アマチュアは、脳で描いた理想のスイングを身体で体現出来ていないのです。
チェックポイントによってカメラポジションを変える
スイングプレーンのチェック
ここ最近のスイング理論では、シャフトプレーン理論(クラブのライ角の通りにスイングする)、ライトエルボーライン理論(右肘とボールを結んだラインをクラブヘッドが通る)あたりの理論が主流のスイング理論になっている様です。
シャフトプレーン理論を信じるなら
撮影カメラのポジションは、ターゲットラインの後方の、ボールの真後ろではなくて、アドレスした時のグリップの真後ろにします。高さもグリップの高さです。(厳密に言うと右手小指あたりのシャフトの真後ろ)
このポジションの後方からスイング全体が写る位置で撮影します。
チェックポイント
テークバックでシャフトが水平になる時、グリップとクラブヘッドが重なって、シャフトが見えなくなるのが理想です。
テークバックでのこのポジションは、プロゴルファーでも守っていない選手もいますが、我々アマチュアはこのポジションを意識した方が良いと思います。
そして、いちばん大事なダウンスイングからインパクト直後まで。ここでも、クラブヘッドがグリップと一瞬重なって降りてこなくてはなりません。
グリップより上を通ればアウトサイドイン、下を通ればインサイドアウト。
結果、シャフトプレーン上をヘッドが動く事になります。ムービーを再生して自分のスイングをチェックする、いちばん重要なポイントはここに尽きるのではないかとさえ思います。
ライトエルボーライン理論でも考え方は同じです。プロのスイングを見まくったところ、99 .9%の選手が、ダウンスイングの途中で右肘とクラブヘッドが重なります。
ダウンスイングでクラブヘッドが右肘と、その次にグリップに重なって降りてくるかをチェック。これにつきます。
ビジェイ・シン選手のスイングがこれらのポイントを忠実に実践しています。
とは言うものの、プロでもシャフトプレーン上をヘッドが走っていても、アドレスの時より、ややハンドアップしてインパクトを迎えるプレーヤーが多いので、シャフトプレーン理論が完璧に正しいかと言われれば?なのですが…。
打つ前、打った後にカメラにサインを出しておく
最初のムービー撮影の時は、スイングの欠点を探す意味で、上に書いた様な撮影をします。そして帰宅後に大きな画面でスローモーションを使って分析します。
直したい部分が判明したら、次に撮影する時は、ボールを打つ前に、例えば「次は、いつもより10センチインサイドから降ろすつもりで」とか、「右肘より下からヘッドを通すつもりで」とかカメラに分かるようにサインを出してからスイングします。
そうしておくと、動画を後で見返した時に「全然、意識したラインをクラブヘッドが通ってないやん!」「あと5センチ下を通せばオンプレーンだよ」なんて事が分かって、脳と身体の感覚のズレに気が付いてきます。この感覚のズレを合わせていくのです。
会心の手応えのショットも後で分かるようにしておく
撮影中、真芯を喰った会心のショットを打った時は、カメラに向かって親指でも立てて置きましょう。
ムービーを見返した時、どこが良くてナイスショットが打てたのか、うまく欠点を修正出来たからなのかを確かめます。
下手なコーチよりムービーカメラ
正直、中途半端に上手な先輩などのアドバイスは聞き流した方がいいと思います。
ムービーカメラで撮った自分のスイング映像とプロの映像を見比べる方が何十倍も上達出来ると思います。
私の撮影ツールは時代遅れか?
私がスイングの撮影に使っているツールをご紹介します。
もしかしたら、もしかしなくても、かなり時代遅れのシロモノばかりですが、あなたのヒントになっていただければ幸いです。
携帯式伸縮タイプ三脚
別に吟味を重ねてこれを探し当てたわけではありません。 偶然、カメラのキタムラで見つけて大きさ的にもいいなと思い、衝動買いしたものです。
三脚の脚が伸縮するのでお好みの高さに合わせられます。
これで、飛球線後方、グリップの高さにカメラを合わせることが可能になります。
私は15年ほど前は、この三脚にビクターのミニDVカメラをセットして自分のスイングを撮影していました。
しかし、ミニDVカメラで撮ったムービーは、スロー再生すると、一番大事なダウンスイングからインパクト直後までが、シャフトがブレて見えにくくなるのでした。
それでも、自分のスイングプレーンをチェックするのには十分でした。
飛んでいくボールの軌道も見えました。
ミニDVカメラにはハイスピード設定もあったのですが、ハイスピード設定は画面がトリミングされて細くなるので使えませんでした。
スマホでスイングを撮れる時代が来た
ミニDVのテープも、ついこの間まで、コンビニに置いてありましたが、今はもう置いてないですよね。
そう、現在はスマホでムービーを撮影できるいい時代になりました。
そこで、今まで使っていた三脚を有効利用すべく購入したのがこれ。
スマホを挟んで三脚に取り付けるヤツ!!
iPhone 5用です。www
私、未だにiPhone 5使用者です。
これで、一応スイングが撮れます。
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スマホのカメラはミニDVよりも高性能です。
しかし、私のiPhone 5ではスローモーションが撮れません。(泣)
しかし、ムービーをyoutubeにアップすればスロー再生できます。
iPhone 5s以降のモデルであればカメラにスローモーション機能が付いていますので、自分のスイングの欠点をチェックしやすいでしょう。
そして、2017年現在は、もっと高性能なツールやアプリが溢れているようです。
腕につけたスイッチでオンオフを遠隔操作できたりするツールもあります。
スイングオタクにはいい時代になりましたね。
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