2016年(平成28年)1月6日、東京消防出初式において、 航空消防救助機動部隊 『エアハイパーレスキュー』が、 初披露されました。
出初式はテレビでも中継され、ヘリコプターマニアを注目させました。
日本(東京消防庁)のヘリコプターの機種は、どこ製なのでしょうか?
平成28年、『エアハイパーレスキュー』が始動した!
最近、世界的にも物騒な事件が多発していますが、このエアハイパーレスキューは、そんな近頃の世の中の状況を鑑みて、東京消防庁に発足された、消防、人命救助の方面で、空から人々の安全を確保するために立ち上げられた頼もしいチームです。
東京消防庁のヘリコプターは何という機体?
現在、東京消防庁で活躍しているヘリコプターは、
中型機が4機体
- AS365N2 ドーファンⅡ
アエロスパシアル社成製
(現エアバス・ヘリコプターズ)(仏)
ちどり
- AS365N3 ドーファンⅡ
ユーロコプター社製 (仏)
(現エアバス・ヘリコプターズ)
かもめ
つばめ
おおたか(内総務省ヘリ運航受託)
大型機が4機体
- AS332L1 スーパーピューマ
ユーロコプター社製
(現エアバス・ヘリコプターズ)(仏)
ひばり
- EC225LP スーパーピューマ
ユーロコプター社製(仏)
(現エアバス・ヘリコプターズ)(仏)
ゆりかもめ
こうのとり
はくちょう
という計8機体が運用されています。全てフランス製のヘリコプターです。
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なぜにフランス製ばかり?
元々の会社ユーロコプター社は、フランスのエアロスパシアル社とドイツのメッサーシュミット・ベルコウ・ブローム社のヘリコプター部門が合併して出来ました。
この段階でどの国の会社か分からなくなっていますが、所在地からするとフランスって事でしょうか。
合併したり社名が変わったり…
エアロスパシアル社 (現エアバス・ヘリコプターズ)(仏)
+
メッサーシュミット・ベルコウ・ブローム社のヘリコプター部門(現エアバス・ヘリコプターズ)(仏)
↓
合併
↓
ユーロコプター社となる (現エアバス・ヘリコプターズ)(仏)
↓
ユーロコプター社の親会社の ユーロピアン・エアロノーティック・ディフェンス・アンド・スペース(EADS)が エアバス・グループと社名を変更
↓
ユーロコプター社の親会社のEADSがエアバス・グループに社名変更した事に伴い、ユーロコプター社も 『エアバス・ヘリコプターズ』と社名を変更。
エアバス・ヘリコプターズは元々はドイツとフランスの会社が合併して出来たのだが、その親会社のエアバス・グループはフランス、ドイツ、アメリカ、スペインの企業が合併して出来た組織で、法的所在地はオランダ(アムステルダム)なのだけれど、本拠地はドイツ(ミュンヘン)だという、何が何だかわからない、 ややこしや〜ややこしや〜な企業なのです。すなわち欧州の企業です。
エアハイパーレスキューの見どころ
EC225ヘリコプターには高所消火放水銃 『SKYCANNON』を搭載しています。
消防出初式で初お目見えとなりますので、高所からの消火活動にどのような使い方をするのかを見られるのか、躍動するエアハイパーレスキューの活躍が楽しみですね。
東京、四谷の消防博物館で実際にヘリコプターを見ることができます
東京の四谷の交差点付近にある消防博物館には、東京消防庁で、以前に使われていたヘリコプターが展示されています。
博物館の1階には1982年まで現役だった「ちどり」、5階には1988年まで現役だった「かもめ」が展示されています。
消防博物館へは、東京駅から向かう場合は、地下鉄(東京メトロ)の丸ノ内線の四谷三丁目駅から地上に上がった所です。